口承記録映画『なみのおと』上映+トーク

酒井耕+濱口竜介 口承記録映画三部作 第一弾
『なみのおと』上映+トーク

日 時: 2012年7月20日[金]19:00-22:00
参加費: 500円+自分が飲みたい飲料(その他、食べ物持ち込み歓迎)
予 約: メールタイトルを「イベント予約」とし、
     本文に氏名、ふりがな、参加人数を明記の上、
     sendai(at)survivart.net 宛に送信して下さい。
     ※(at)を@に変更して下さい。
会 場: 全部・穴・会館 <ホール> [地図]
     宮城県仙台市青葉区大手町3-2(評定河原球技場すぐ近く)
主 催: Survivart

チラシPDFデータ(236KB)
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100年後に、何を伝えることができるのか?
あの日、何がありましたか?
それまで、どんな暮らしをしてましたか?
あれから、どうしていますか?

『なみのおと』では、東日本大震災の被災地の中でも、特に津波被害に遭われた岩手県から福島県の沿岸部で暮らす方々に、震災発生当時のことを中心に語っていただきました。今回我々が写した”語り”は被災の記録として、もちろん次代へのメッセージ、警鐘にもなるものです。しかし、この記録は、「そこで起きたことはいったい、何だったのか」を示すとともに、「そこにはいったい、誰がいたのか」を確かめるためのものでもあります。記録されたこの「語り」は、過去や未来を映すための手段というより、今まさに起こっている「復興」の活動そのものに思えます。それは、瓦礫をただの瓦礫にしないための、更地をただの更地にしないための、記憶を取り返すためのいとなみであるからです。
もう聞くことのできない声があります。それでもその声を聴くために、見ることのできない風景を視るために、彼らの語りに耳を澄ますところから、私たちは始めたいと思っています。
(酒井耕/濱口竜介)

[なみのおと]日本/2011年/日本語/カラー/142分/監督:濱口竜介・酒井耕/撮影:北川喜雄/整音:黄永昌/製作者:堀越謙三・藤幡正樹/製作:東京藝術大学大学院映像研究科/製作助成:芳泉文化財団/制作協力:せんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」/配給:東京藝術大学大学院映像研究科/配給協力:サイレントヴォイス

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◎口承記録映画三部作 ※第二弾、第三弾ともに今秋完成予定。
第二弾『なみのこえ』…酒井耕・濱口竜介による『なみのおと』の続編。宮城県気仙沼市と、福島県新地町に住む人々が震災当時の出来事について語る。やがて失われた街並みと「これから」が浮かび上がる。

第三弾『うたうひと』…酒井耕・濱口竜介による東北三部作を締めくくる作品。東北地方の内陸部に暮らす民話の語り手達の「民話語り」を記録する。聞き手を務めるみやぎ民話の会の小野和子の前で、民話が民話である所以、東北の暮らしの歴史が紐解かれて行く。

◎監督プロフィール
酒井耕|さかい・こう
1979年長野県生まれ。東京農業大学在学中に自筆脚本による短編/中編作品を監督。卒業後、社会人経験を経て、2005年、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域に入学。在学中は黒沢清、北野武に師事し、『愛の星』、田辺聖子原作短編落語集より『ホーム スイート ホーム』、修了制作作『CREEP』などを監督。現在は、フリーランスとして様々な映画の現場に携わっている。

濱口竜介|はまぐち・りゅうすけ
1978年神奈川県生まれ。東京大学文学部卒業後、商業映画、TV番組制作の現場で助監督として活動。2006年、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域に入学。修了制作として制作された長編映画『PASSION』(2008)は、2008年度のサン・セバスチャン国際映画祭と東京フィルメックスのコンペ部門に入選。チェコのカルロヴィヴァリ国際映画祭にも正式招待され、高い評価を得る。公開待機作に『THE DEPTHS』『親密さ』などがある。

★濱口竜介レトロスペクティヴ
2012年7月28日〜8月10日、オーディトリウム渋谷にてレイトショー&オールナイト開催。
上映作品は『親密さ』『THE DEPTHS』『PASSION』『何食わぬ顔』等、充実のイベントともに開催!
http://www.hamaguchix3.com/ Twitter @Hamaryu_RS

<東京でも上映会開催!>
日時:2012年7月10日[火]16:30-19:30
会場:東京藝大上野キャンパス 美術学部中央棟1F第1講義室
入場:無料(予約不要) ※学生に限らず、どなたでもご参加いただけます。

[チラシPDF、220KB]
http://i10x.com/data/naminooto20120710.pdf

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